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熾烈な価格競争の時代こそ適正な原価の算出を第一に

受注するために必要な基準の数字をつくる

入社後初めての配属先は、清水建設技術研究所内における研究施設の新築工事でした。最新の技術が結集された現場で、清水建設の方々や上司や先輩、優秀な職人さんたちに囲まれ、最先端の環境技術を目の当たりにできたことは、貴重な経験として私の中に蓄積されています。

見積部には入社2年目から配属、主な業務は「標準工事原価」を算出する事です。標準工事原価とは、設計図から機器・配管やダクトの数量を拾い出し、メーカーや代理店より徴収した機器の見積と、設計図に組み込まれたさまざまな仕様や工事内容をもとに、見積ソフトを駆使して算出した当社の基準となる工事原価のこと。この金額をベースに、工事部が現場ごとの実勢価格や状況を踏まえ、経費を含めた工事の全体費用を検討。さらに営業部でも最終工事原価を想定しながらその金額を確認・精査し、お客様に工事価格を提示します。つまり、標準工事原価は工事の受注を目指し行う原価検討、そしてお客様と折衝するために必要な基準の数字であり、これは日々ブレることなく、信頼されるものでなくてはなりません。

数ある競合他社を退けて受注に繋がった時の喜びは格別

熾烈な価格競争の時代とはいえ、単にコストを抑えればよいというものではありません。この価格で本当にお客様のニーズに応えることができるのか、高い施工品質を保つことができるか。それらを踏まえた上で、適正な工事価格を提示する。根拠のないデタラメな数字ではお客様からは決して信頼されません。「当たり前のことを当たり前に、きちんとしっかり行う」。真摯に真面目に貫いた自分の仕事が土台となって、最終的に数ある競合他社を退けて、契約を取れたときは本当にうれしいです。

見積部の仕事は、お客様から信頼してもらうための資料づくりともいえます。当社が積み上げてきた信頼と実績をより高められるよう、一層気を引き締めて今後の仕事にのぞんでいきたいです。

第一設備工業の「ここが自慢」:社員同士の距離が近く、コミュニケーションも密

受注に至るまでには、各部署の連携プレーが欠かせません。だからこそ当社では、普段から他部署とコミュニケーションを密にとり、困ったときはお互いに助け合い、品質の高い仕事を目指し、社会に貢献できるよう励んでいます。「決して1人ではない」という安心感、周囲からのサポートがあるからこそ、私も大きな金額を扱う仕事に臆することなく向かっていけるのだと思います。悩んでいることがあれば、「これは〇〇さんに相談しよう」と、すぐに顔が浮かぶ職場。それが当社の魅力です。

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